■コテという名前についてです・・・
陽風みでは お好み焼きを切る、道具を「コテ」と 呼んでいます。コテもいろいろ呼び方があります。起し金(おこしがね)、てこ、ヘラ、鏝(コテ)・・・などです。なぜ「コテ」呼んでいるかと申しますと
・「おこしがね」は 海に潜ってアワビを獲るとき等に使われる道具です。
海女さんが主に使われます。
・続いて「てこ」は テコの原理というもので重いものをあげたりする時に使います。いわゆる 支点、力点、作用点という使い方をしますのでお好み焼きを食べる時に使うのは違うように思います。
・次にヘラですが これは 材質も形も様々で ケーキの生地を作るときや ボールに何か粘性のあるものを作ったときに 残らず別に移しかえるときなどに使います。また、 起し金(おこしがね)、ヘラ等は形もよく似たものがありますので違いが分かりにくいですね。インターネット上にも同じ道具で異なった名前が書かれていたりします。
・さて、コテですが鏝(コテ)は 左官屋さんが 壁や 土間などに ねった土を塗る時に使います。右利きの方は左手に板を持って 右手にコテを持ちます。コテで ねった土を適量すくい取り壁などに塗っていきます。また そのコテを使って壁や土間に美しい質感を表現したりします。 鏝(コテ)は 殆ど塗りに使われ 鏝(コテ)はいろいろな部分を使います。この辺がお好み焼きに使うコテの使い方とよく似ています。
お好み焼きを食べる時使うコテも いろいろな使い方をします。切ったり、はがしたり、運んだり、裏返しに使ったり、片方裏でもう一方を表にして使ったり、お口に運ぶ時は コテの角を使うと食べやすいです。お好み焼きのコテも お好み焼きだけに使い、いろいろな部分も使います。
長くなりましたが 使い方がよく似ていると言う事でオープン当初より「コテ」と呼んでいます。
■コテの使い方・・・
・コテはしっかり握りましょう。じゃんけんの「ぐう」の形で持ってください。すると コテの上部分が出ると思いますので そこを親指で押さえると力が伝わって使いやすいです。
■垂直に使う・・・
・はじめての方は 鉄板の上に手に持ったコテを垂直においてみてください。そのままお好み焼きに移動して お好み焼きの上から 鉄板に向かって垂直に押さえる感じで降ろして下さい。コテが鉄板にあたったら コテを手前と向こう側へ少し振動させてください。すると 音も無く 食べやすい大きさに切ることが出来ます。
よく、お好み焼きを切るのに カン!カン!カン!という音も聞こえて もりあがりますが上のご案内のように使われると音も無くカットできます。そしてコテの角を使いお口へ運んでお召し上がり下さい。お箸を使われるお客様が殆どですがコテだけで召し上がられるのもまた格別でおすすめです。
昔に比べてコテの使い方が代わってきたように思えます。昔はお好み焼きを食べるのにコテだけで、切りわけそのコテで、そのまま食べるのが普通でしたが今はコテはお好み焼きを切って取り皿に載せるだけでお箸で食べるのが普通となっています。
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